BD7 2015の完バラメンテナンス 後編

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引き続き後編です。
前回のアッパーデッキを取り外したところからの続きになります。

 

メインシャーシから前後のロワバルクヘッドを取り外します。
その後、クロスバルクを固定しているM2×5mmキャップビスを緩めておきます。
スタビホルダーは特に緩める必要はありません。







次に、センタープーリーを取り外します。
センターシャフトは、モーターマウントに取り付けたままでOKです。








組み込んであるベアリングを外しておいてください。

センタープーリー部も、「BD7 2015 組み立て その2」で紹介したように
メインギヤアダプターとドライブプーリーをシューグーで固定しています。
この部分のシューグーが剥がれていないかチェックします!






 

リヤハブ、フロントナックルのベアリングを取り外します。
これで、駆動系部分に組み込まれているベアリングは全て取り外してあると思います。






タイヤカスやホコリ、油分で結構汚れていますね。












そこで、このアイテムの出番!「ベアリング洗浄ケース」です。
読んで字のごとく、ベアリングを洗浄する時に便利なケースです(笑)

ケースの中に、金属製の「茶漉し」のようなものが入っています。








その「茶漉し」の中にベアリングを入れ、ケースにクリーナースプレーを吹き込んで、
シャカシャカとシェイクしてベアリングを洗浄します。

注:ベアリングを脱脂しない方は、この作業を行わないでください!
ベアリング内部のグリスが抜けてしまいます。
その場合は、ベアリング表面の汚れをキムワイプでふき取るだけにしてください。





蓋を開けると、クリーナー液が汚れで濁っているので
汚れた液は捨てて、また新たにクリーナースプレーを吹き込みます。
クリーナー液が汚れで濁らなくなるまで繰り返し洗浄してください。

右写真のようにピンセットなどを利用し回転させてみて
洗浄したベアリングが傷んでいないかチェックします。

スムーズに回転しなかったり、異音がする場合は新品に交換しましょう。
再度組み付ける際は、ベアリングオイルの注油を忘れずに!








ここまできたらもう一息ですね!







 

前後のサスアーム部分を取り外します。
スペーサーやシムをなくさないように注意しましょう!
Cハブやリヤハブは、破損がなければ特にサスアームから取り外す必要はありません。






サスアームピンは、セッティングボードや平らな板の上で
曲がっていないかをチェックします。

サスピンは少しでも歪んでいたら、即交換です!








同様に、サスマウントもチェックします。

こちらのパーツも、少しでも歪んでいたら即交換です。

サスピン・サスマウントの歪みは走行安定性を低下させる原因ですので
入念なチェックが必要です!








最後にモーターマウントを取り外し、
更にモーターマウントからモーターを取り外します。

付着している汚れも綺麗にふき取っておきます!




これで分解作業は終了です。
「完バラ」と言ってもパーツ1個、ビス1本までバラバラにする必要はなく、
パーツ同士の歪み解消やチェックするポイント、再組み立て時の作業効率を考えて、
必要最低限の分解で済ませるのがポイントです!
この後は、以前紹介した「BD7 2015組み立て解説」を参考に再組み立てをおこなってください。

今回は撮影しながらの分解だったので少々時間がかかりましたが、通常はおよそ30分程度で分解作業は完了します。
この状態から、再組み立て完了に要する時間はおよそ40〜50分程度です。
つまりは、時間に余裕をもって見積もっても、2時間程度あればほぼフルメンテは完了します。(ダンパー・デフのメンテ時間は除く)

人にもよりますが私の場合は、週1回決まった曜日に仲間とサーキット走行をするので
走行の後は必ずこの完バラメンテを行います。

ほぼ毎日のようにサーキット走行をする方にはちょっと大変かもしれませんが、
サーキットは週1回程度から月数回という方が多いのではないでしょうか?
そういった方には、毎回の完バラメンテはおすすめです。
1日で完バラから再組み立てまでを行わなくても、例えば1日30分程度の作業時間でも4日もあればメンテは完了します。
完バラによって毎回マシンをベストの状態に保つことが可能で、不具合も早期に発見できます。

マシンへの愛着も倍増ですよ!


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