オプションパーツのはなし 4

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 今回もTT01のオプションパーツを例にとって、その効果を簡単に解説します。

      

 まずは上の写真、3点のオプションパーツです。
左から、カーボンアッパーフレーム・アルミプロペラシャフト・アルミレーシングステア・アルミステアリングリンクです。

 では、カーボンアッパーフレームから解説します。
TT01は樹脂製バスタブシャシーを採用しているのはご存知の通りですが、キット標準では若干シャシー剛性の不足を感じる場合があります。例えばサーキットを走っていて、シャシーが捻れるようで車の動きにクイックさが感じられず、失速してしまうといった事があると思います。これはタイヤが十分にグリップしていると、ノーマル状態のTT01ではシャシー剛性が足りないことに起因しています。こんなときにカーボンアッパーフレームを装着すると良いと思います。
 ただしシャシー剛性が上がるとそれだけタイヤのグリップに依存する割合が多くなってきます。逆をいえば、タイヤのグリップが稼げないときはシャシーの剛性を落としたほうがコントロールしやすいということになります。そういったことを踏まえ、他のオプションパーツと同様、走らせる場所や路面グリップによって使い分けると良いでしょう。

 続いて、アルミプロペラシャフトです。
実は、このパーツは装着しても実際にコーナーリング性能が高くなる等の大きな変化はないのが正直なところです。ノーマルの樹脂製より精度が高く、回転時のブレが少ないので理論上は駆動効率が高まります。しかしこの駆動効率の向上を体感できるのは、ごく少数のEXPだけでしょう。(もちろん私も体感できません・・・)
 しかし、効果は駆動効率の向上だけではありません。TT01をハイパワーなモーターで走行させた場合、稀にですがプロペラシャフトが捻じ切れるといったことがあるようです。そういったトラブルを未然に回避するパーツといったほうが良いでしょう。

 そして、アルミレーシングステアとアルミステアリングリンクです。
こちらもアルミプロペラシャフト同様、取り付けると速くなる、といった類のパーツではありません。しかし、ステアリング周りの強度を高めトラブルを未然に回避し、取り付け精度の向上によりガタが減りステアリングのレスポンスが高まります。そして何より、鮮やかなライトブルーアルマイトによるドレスアップ効果があります。これは意外と重要ですね!

 次に紹介するのは、TT01スパーギアセットです。
ノーマルのTT01はビギナーの方でもコントロールしやすいように、かなりローギアードに設定されています。しかし慣れてくると、物足りなさを感じてしまうようになります。ピニオンギアを変更してある程度スピードを上げることも可能ですが、例えば市販の23Tモーターを取り付けた場合、それでも適正ギア比よりローギアードな状態です。しかしこのパーツを装着することで、下は8.35(19Tピニオン使用時)から上は5.72(25Tピニオン使用時)まで最終減速比を変えられます。(他社製ピニオンを使用することで最大5.11まで変更可)

 ここで注意していただきたいのは、ギア比をハイギアードにすることによって、立ち上がりが
鈍くなったりバッテリーの持ち時間が短くなったりするということです。この辺りは実際走った感じやサーキットのレイアウト等で微調整してください。
また、闇雲にハイギアードにしてトップスピードを上げると最悪な場合ESCを破損することがありますので、使用するモーターの適正ギア比を大きく逸脱しないように注意してください。(ギア比表はこちら


 TT01のオプションパーツはここで紹介した以外も他社から数多く発売されていますが、重要なのは走行する路面状況やドライビングスタイルによってパーツをうまく使い分ける、ということだと思います。特にスタビライザーやカーボンアッパーフレーム等のロールを規制するパーツやフロントワンウェイは、路面グリップの低いところでは、かえって走らせづらくなる場合もあります。このような時は、取り外すのもセッティングのひとつの方法です。

これまでTT01を例に、4回にわたってオプションパーツの効果について簡単に解説してきましたが、
これらをうまく組み合わせてさらに自分好みの車に仕上げてください!


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