BD8コンバージョンキット組み立て その2
BD8コンバージョン組み立て第2回目は、メインドライブトレインパーツの組み立てを行いたいと思います。
前回前後バルクヘッドを取り付けたメインシャーシに、ソリッドアクスル・リヤデフ
モーターマウント・センタープーリー・ドライブベルトなどを組み付けて行くのですが…
ここで、オプションパーツの投入です!
私は普段21.5Tや17.5Tのノンブーストで走行させているので、フリクションロスの低減を狙い
リヤローフリクションドライブベルトを投入しました。
パッと見、ノーマルのベルトと大差は無さそうですが…
写真のように、ローフリクションベルトの方が少しだけ細くなっています。(実測でノーマルベルトは3.56mm、ローフリクションベルトは3.07mm)
微妙な差ですが、限られたパワーのモーターを使用した際は、こういったほんの少しの差でトップスピードのノリ等が変わってきます!
更に、前後ベルトをプラケースなどに入れ、WD-40で一晩漬け置きます!
この工程を加えることでベルトの柔軟性が増し、軽い駆動系を実現できます。(若干耐久性は低下しますのでご注意ください!)
ベルトを漬け置きしている間に、ソリッドアクスルを組み立てます。
パーツ構成はいたってシンプルで、特に難しい点はありません。
まずは、ソリッドアクスルにプーリーを取り付けます。
取説を見れば明らかですが、プーリーには表裏があります。
取り付ける際は、向きに注意しつつ3本のM2ビスを少しずつ均等に締め込んでいきましょう。
トラブル防止で、ビスにネジ止め剤を使用すると良いと思います。
次に、ドライブカップの取り付けですが、
以前紹介したBD7 2015や2016と同様に、白矢印の部分にシューグーを塗布します。
(左右両側とも塗布してください)
これによりカップ部分のガタがなくなり、よりダイレクトな駆動力の伝達がなされます!
以上で、フロントソリッドアクスルの組み立ては完了です。
お次は、リヤギヤデフの組み立てです。
いつもデフオイルの量は目分量なのですが(笑)、
今回はカッコつけてデジタル秤で分量を計測しました!
オイルはヨコモ1500番を1.1g入れました。
「1.1g」という量に特にこだわりはないのですが、目分量でオイルを入れていた時の基準である
「べベルギヤのおよそ半分がオイルに浸かるくらいの量」を目安にしていたら、たまたま1.1gだっただけです(笑)
それ以外は、「BD7 2016 組み立て その2」を参考にしていただければ問題ないと思います。
続いて、モーターマウント・センタープーリーの組み立てです。
ここでオプションパーツである、チタンコートメインギヤシャフトを投入します!
個人的な経験から、BD7シリーズではノーマルのメインギヤシャフトだと
プーリーを止めるネジがまっすぐ入りにくく、ネジ山を壊しやすいと感じていました。
そこでチタンコートメインギヤシャフトを使用してみたところ、そのような点が解消されました。
それを踏まえて、BD8では最初からチタンコートメインギヤシャフトを使用しています。
モーターマウントにメインギヤシャフトを固定するM3×12mmビスには
ネジ止め剤を使用するとよいでしょう!
センタープーリー部分の組み立てですが…
特に難しいところはありません!
スパーギヤを取り付ける際は、セオリー通り4つのビスを対角線上に均等に少しづつ締めていってください。
頻繁に取り外しする部分ではないので、ビスにはネジ止め剤を使用しておきます。
あまりキツく締めすぎると、スパーギヤが歪んでしまうので注意してください!
プーリーにベアリングを入れ、その後メインギヤシャフトに取り付けて完成です!
以上でメインドライブトレインを構成するパーツ群の組み立てができました。
次回は、これらのパーツをシャーシに搭載していこうと思います!