BD7 2015の完バラメンテナンス 前編

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 サーキットを走行させたマシンは、ホコリ・油・タイヤカス等が付着して、非常に汚れています。
更に、コースフェンスにヒットさせたりすると、バルクヘッド等がズレてシャーシに歪みが出てきます。
そのままノーメンテで次回も走行させると、汚れや歪みはさらに蓄積していきます。

 そこで行わなければならないのが「完バラメンテ」です。
完バラと聞くと、「メンドクサイ」と感じる方もいらっしゃるとは思いますが、
所謂ハイエンドマシンにおいて完バラはそれ程手間のかかる作業ではありません!
ハイエンドマシンは、シンプルなパーツ構成でメンテナンス性が非常に高いので
慣れてくれば、ものの30分もあれば走行後のマシンを分解することが可能です。

そこで、私が普段行っている完バラの手順と、その際にチェックしているポイントを紹介してみたいと思います。

まずは準備するものです。




・パーツクリーナー
・キムワイプ
・分解したパーツを収めておくパーツケース
・ベアリング洗浄用ケース
・工具(レンチなど)
以上です。




それではさっそく分解作業に入りましょう!






最初にフロントバンパーとバッテリーホルダーを外し
その後、前後ショックを全て外します。

簡単な作業なので、特に注意点はありません(笑)







ダンパー本体やスプリング、スプリング受けにはオイルやタイヤカスがかなり付着するので
クリーナースプレーを含ませたキムワイプでキレイに拭いてください。

「完バラ」と銘打っていますが、今回ダンパーまではバラしません(笑)
最近は反発力が弱いダンパーの方がフィーリングが良いので
3〜4週間に1回、Oリングとダイヤフラムを交換してオイルを入れなおす以外は
基本的にノーメンテです!








次に前後ホイールハブを取り外します。
ホイールハブピンをなくさないように注意してください!

この部分もオイル汚れがヒドイので、綺麗に拭いてからパーツケースに入れましょう。









リヤユニバーサルシャフトの取り外しです。
リヤアッパーアームのバルクヘッド側を外して
ユニバーサルシャフトを取り出します。









ナックルをCハブから取り外した後に
フロントユニバーサルシャフトを引き抜きます。

ナックルとタイロッドは連結したままでかまいません。
ナックルの、キングピンが締まるネジ山が潰れていないかチェックしておいてください。









フロントユニバーサルのピンにはグリスが付着しているので、
この部分も綺麗に油分を拭き取ってください。










ボーンとアクスルのジョイント部分が摩耗していないか、またグリスが飛び散っていないか
更には、ジョイントピンが外れていないか等をチェックしてください。

ダンパー同様、ユニバーサルシャフトも基本的には不具合がなければ、これ以上バラしません。
因みに私は、この部分にタミヤのアンチウェアグリスを使用しているので、かなりグリスの飛び散りは抑えられています。
場合にもよりますが、大体1か月に1回程度の洗浄・グリスアップで十分です。









お次は、リヤギアデフの取り外しです。
アッパーバルクのビスを4本緩めるだけであっという間に取り外せます!









デフケースとジョイントカップの隙間からデフオイルが漏れていないかチェックしてください。
とは言っても、ギアデフは密閉性が高いので、オイルが漏れていることは少ないと思います。

かれこれ4か月ほどデフケースを開けていませんが、デフの動作に全く問題はありません!
それでも、たまにはフタを開けてオイルの量をチェックしてください(笑)








フロントソリッドアクスルも、アッパーバルクのビスを4本緩めるだけで取り外せます。

BD7 2015 組み立て その2」で紹介したように、ソリッドアクスルのカップは、シューグーで固定しています。
きちんと固定状態が維持されているかチェックしてください。

もしシューグーが剥がれてガタついているようなら、改めて固定しなおしてください。








取り外した、前後アッパーバルクと
ダンパーステーを止めているビス(白矢印のビス)は緩めておいてください。

完全にバラバラにしてもかまいませんが、組みなおす時にひと手間かかるので
この部分はビスを緩めるだけでいいでしょう。










アッパーデッキを取り外します。
アッパーデッキに捻じれや割れがないかチェックしてください。





今回は、アッパーデッキの取り外しまでの紹介でした。
後編は残りの部分の分解作業とチェックポイントを紹介します!


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