BD8 2018 走行&セッティング編 その1
前回まででBD8 2018シャーシの組み立てが完了し、いよいよ「走行&セッティング編」を始めたいと思います!
以前のTech Tipsの記事で、様々なセッティングポイントについての理論的(というほど大げさなモノではないのですが)解説は行っているので、
細かい理屈はそちらを参考にしていただいて、今回はそれらのセッティングポイントの理屈を生かした、
より実践的なセットアップの仕方について解説してみたいと思います!
さて、その舞台となるのは…
イエローサブマリン・スタジアム1様です!(スタッフの皆様、いつもお世話になっております!)
こちらのサーキットは常にグリップが高く、コース幅も広いので安心して走れます。
使用するタイヤ・インナー・ボディ等は以下の通りです。因みに、この日の気温はおよそ11℃、湿度は30%ほどでした。
タイヤ:ソレックス28R
インナー:スウィープLS
ホイール:ヨコモスーパープレシジョン
グリップ剤:指定品
ボディ:プロトフォームLTC-Rライトウェイト
モーター:ヨコモZERO2 17.5T(進角は目盛一杯、KV値2680位)・ノンブーストで使用
スパー/ピニオン:102T/52T(最終減速比3.923)
定番中の定番ですね(笑)
ヨコモの039M等のインナー方がグリップ感や転がりは良いのですが
走行台数が多く路面状況が更に良い時は、オーバーグリップで転倒することが多いです。
早速、走行の準備をしていきましょう!
走行に使用するタイヤを装着し、バッテリーを搭載した状態で車高を合わせます。
まずは基準のフロント:5mm、リヤ:5mmで良いと思います。
車高を合わせたら、シャーシツィークのチェックをします。
ツィーク調整はかなり重要なので、必ずチェックしてください!
詳しい調整方法は、こちらをご覧ください。
最後にキャンバー角を計測します。
とりあえず、フロント:1.0度、リヤ:1.5度にしておきました。
ドループはアウターサスピン部のサスアーム下でフロント:6.0mm・リヤ:4.5mm、フロントトー角は若干トーアウトに設定し、
それ以外のセッティングポイントは、全て組み立てマニュアル通りの状態でスタートします!
気温が低めなので、タイヤウォーマーを使用します。
設定温度はフロント65度・リヤ60度で、5分程度温めます。
では、1パック目スタートです!
ベストラップは10.910、アベレージは11.2~11.3位でしょうか…。
う~ん、微妙なタイムですね。
平日昼間で走行台数が少なく、タイムを出すには路面状況があまり良くないので仕方がないのですが…。←言い訳(笑)
勿論、通常走行するには十分なグリップなので、問題はありません!
走らせてみた印象としては、ステアリングの反応が鈍く、全体的にアンダーステア傾向で走らせやすい感じです。
ロール量・ロールスピード共、特に違和感も感じません。
ただ、比較的車速のノっているコーナーではリヤがスライド気味で少々不安定なところがありました。
このマシンの状態とタイムを基準に、いよいよ次回から各部のセットアップを詳しく行っていきたいと思います!